| 金言金行集 |
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2020年6月26日 |
| 伊勢で、念仏しながら歩いていると青年が「おば あさんが、から念仏となえて行くわ」と あざわらった。 おそのは ふりかえって 「私のとなえる念仏がてがらになって助かるという なら何としょう。まるまる助けられたあとのカス念仏 とは うれしい」 おそのには行詰りがない。助からぬといわれても 助かるといわれても、まようことがない。 どうなってもこうなっても、にっこり、ありがとう、 なむあみだぶつ てすんでしまう。 念仏者の風格というか、無位(むい)の真人(しん にん)というか、融通無碍である。 三河のおそのさん(信者群像より) |
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| 金言金行集 |
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2020年6月27日 |
| あるときたんぼ路を通っていて田の中に こけおちた。 「おちるおちると、長々きいていたが、今こそ おとしてまで見せておくれたか。なむあみだぶつ」 おそのは そういっておきあがった。 まったく泥ぼとけである。 妙好人・三河のおそのさん |
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