日本妙好人協会

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2021年4月13日
  今年もツバメさんたちが、やってきた!!

近所の妻の実家での毎年の光景である。

もう数十年にも及ぶという。

 ちなみにツバメの寿命は2年程と云われている。

そうすると、毎年やって来るのは、去年のつがい

が一生懸命温めて誕生させ、食料を運んで

巣立って行った、あの子達の中の一羽のつがい

なのか?

 はたまた、全く別のツバメで、ここに去年の

ツバメ先輩たちが残していった巣が残っている

のを偶然見つけた(もしくは、知っていた)つがい

が今年は使用しているのか?

 この時期から巣作りや補修の爲、どこからか

懸命に何度も何度も、泥や小枝などを運んで

くる。

 卵を温め、食料運び巣立たせる。

そうすると、寂しいもので「また来年」となる。

それが、二度子育てをし、お盆あたりまで

その光景を見守れる年もある。

義母曰く、NHKに昔、聞いたことがある。

同年の二度目のつがいは、一度目の つがいと、

同じ二羽なのかが、解明されてないとのこと。

 今年で三年目の三回目になるが、カラス対策で

卵を盗み又は、孵化した子が食べられるのを

防ぐための人為的な対策である・・・

 食物連鎖、弱肉強食、本来の自然のありのまま

の相(すがた)に私が手を加えることになって

しまうが、そんなわたしも自然の一部である

ならば、この行為が許されるか否かは、

仏様の御審判を仰ごうではないか!
 

  これは、やや自慢になるが去年地回り調査

されていた、野鳥の会でツバメの巣、若しくは

ツバメの生態の研究されている方が、名刺を

置いてカラス対策の写真を撮らせて下さいとの

出来事があった。

 仕掛けが面白かったのか!

 私はおらず、義母が対応したそうだが・・

軒先の巣を囲うようにチョット離れたところに四方

突っ張り棒で囲み一定の幅を確保して重し付きの

釣り糸をたらす。(突っ張り棒に糸を結び付けて)


一定の幅とは羽を広げたツバメは入れるが、

カラスは羽が当たって入れぬ仕組みである。

調べたところカラスは羽に何かが当たるのを酷く

嫌う習性があるからだ。

釣り糸の重しは風で糸同士が絡まらぬ爲。

さらに一升瓶入れの酒屋の箱を地に置きそれに

たらした糸をガムテープで固定。

さらに強風で倒れぬよう一升瓶箱は重しにと、

大き目の石を置いて、出来上がりである。

完成し屋内からガラス越しにタバコをふかし

ながら一服し眺めていると、作業中に直ぐ近くの

電線でピイひゃあと、怪しき侵入者の拙僧に抗議

していたツバメくんが、警戒しながら対策済みの

巣に入ってくれた。

これを見終わって、毎年恒例のひと安心である。


  

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2021年4月15日
 気が付けば4月もなかば、近所の桜もあっけなく

散り葉桜に姿を変えた。

 寂しい気持ちの中に新しい命も感じる。

我が家のベンジャミン(インド産)も、まだ薄い

小さな葉が

あちらこちらに顔を出してきた。

 物言わぬ命から希望を貰った。

 

    日本妙好人協会 事務局
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