金言 金行集 |
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2020年1月9日 |
あんどしたのが 他力ぢゃないぞ 他力なりやこそ 嬉しけれ 小武 善右衛門(臼ひき歌集より) |
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金言金行集 |
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2020年1月17日 |
そちは一大事の後生と、信心とを天秤にかけて 居るやうぢやがそれが何より間違ひぞよ。 佛は一大事のそちの後生と、南無阿弥陀仏の 正覚とを天秤にかけて下されたのぢや。 それゆゑ此不淨の口から現るゝお六字一つで 参らせて下さることぞと會得することぢや。 イヤどうも私は會得出来ませぬと云ふが、そちは 會得で行くつもりか、會得では行かれぬぞよ。 淨土参りが一人でも間違ふたら、兆載永劫の修行 を仕直すぞよとの佛の仰せぢや。 そちの心は自業自得の道理で地獄へ引かれて行く 其機を、今より引受てやらうの仰せである。 此仰せ一つで参らせて貰ふことを會得せよとの お知らせである。 その仰せ一つで参られさうにない、喜べぬきく あとから忘れる。 サァその喜べぬ忘れる會得の出来ぬ、 仕様仕方のない奴ゆえに凡夫と云ふぞよ。 凡夫と云ふことを忘るゝなよ。 其迷(まよい)の機のまゝと、六字の法とを天秤 にかけて下された、故に夜があけたかあけぬ かの論はいらぬ。 如来様の御姿こそ凡夫を佛にして下さる 證據(しょうこ)の御姿ぢや。 光触寺和尚 |
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